Humanities: Realities and Power of Dreams

チェンマイ大学人文学部主催による学会「กำหนดกำรประชุมวิชำกำรระดับชำติ “มนุษยศำสตร์: ควำมจริงกับพลังแห่งควำมฝัน”Humanities: Realities and Power of Dreams」にて報告。前回、前々回と異なりひたすらタイの無料情報誌に関するお話しのみ。タイにおけるフリーペーパーのマーケット・消費・作り出される共同体について言及。そして「日本人社会」の残酷さについても話す。「日本人が義理堅い・人情深い」なんて脳天気におっしゃる方に、この酷い状況をみせてやりたいと思う。タイみたいな極限的な空間においてすら、「日本人」なんてあやふやなアイデンティティだけではコミュニティを作ることなどできない。良きサマリア人のようにはこの国の日本人はこの国の他の日本人に対して振る舞ってはいない。

この研究はこの後、知人の先生方とまた別のプロジェクトチームを組んで別の仕事になる予定。これでとりあえず今年の授業・学会は終了、、、だったのですが、プレゼン終了後に司会者に呼び止められ、「プレゼン手法と今回の社会分析について私の授業で講義して欲しい」というリクエストが。もちろん受けましたよ(^^ゞ。今年は、12/23の日南市での勉強会の講師で打ち止め、そして来年は1月2日からの(!)国際モン学会、1/6-7の大阪での研究会でスタート。

こうやってプレゼンを介して人と繋がっていけるのは、ありがたいと思う。自分のやっていることをプレゼンテーション手法も含めて評価してもらえて、とても嬉しい。

「日本人の美徳」なんてありもしないものを振りかざすのではなく、良きサマリア人のようになりたい。

追記:西田先生、今回も写真撮影ありがとうございました(^^ゞ