さめざめと泣く
この土・日と街頭で募金活動。5時間たち続け、パキスタン大震災への募金を募る。詳細は新聞とNHKで放送されたから、「あ、吉井だ」と思った方もいるでしょう。つまりは、そういうことです。
で、この募金終了後、ふらふらになって自宅にもどる。冷蔵庫を開けて、久しぶりに昼間からビールを喉に流す。 泥のように布団に体を横たえ、深い深い眠りに落ちる。
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睡眠中、夢を見る。
夢の中で僕はお粥を作っていた。白色の陶器に7分粥をそっとすくい、真っ赤な梅干しを載せた。 白い粥に梅干しのピンクがほのかにうつる。それをそっと、2つ食卓に置いた。テーブルの先には誰もいなかった。
ただそれだけの夢だった。
誰かのためにお粥を作ることがとても幸せだった時期もあったことを思い出した。
そういえばこの街にきてから、誰かのために料理を作るなんてこともなくなった。もともと料理好きなのに、 自分一人のためにはあまり作らずに、すぐにお手軽に済ませてしまう。
ケンキューもシューキョーも捨てて、お粥作りに専念しようと思った時期もあったのに、 ひたすら自分のためだけに料理を作るという日々で、あまり感動することが無くなった。
また誰かのために食事を作る日がくるのだろうか。