トラジ+ハイジ『ファンタスティポ』
映画『ファンタスティポ』に登場するトラジ(国分太一)とハイジ(堂本剛)のユニットによる「ファンタスティポ」をたまたま「うたばん」で観る。知り合いのJさんのブログからトラジ+ハイジについて(特に堂本剛について)語ってもらっていた後だったので、ほぉほぉと言いながら見る。っていうか、ファンタスティポって映画だったんですね(T-T)。
堂本剛ファンのJさんのべた褒めの言葉をどこか上の空で流していたこともあったのだが、ダンスがおもしろい。70年代のヒッピームーブメントをモチーフにしたファッションとダンス(<モンキーダンスとか)で、ムービー本編も宝田明、池乃めだか、藤岡弘など「ツボ」にはまる。期待して公開を待とう。
でも『パッチギ』といい、映画界では70年代の再評価が進んでいるのだろうか?
団塊世代が青春を過ごしたこの時代の話(70年安保や三里塚の話題、また当時のフォーク全盛期についての話題そして絵当時の映画や演劇の話題)を文献で読むたびに、「羨ましい」と思うときがある。こうやって団塊世代の青春時代を回顧するようになるのはやはりそろそろ団塊世代の大量退職を前提とした生まれた時代的な風潮なのだろうか。そして、自らの青春時代を「美しきよき時代」と語りたがる団塊世代のような文化が僕らの時代にはないような気もまたする。それが残念だとはまったく思わないんだが、ネットにこうやって書き込む文章などが20年たったときに消えてしまうんだなぁとも思う。まぁ残すつもりもない文章にしろ、「文化」を形成し保存ずる媒体としてファッションや音楽と異なるネット上の「文化」はどれだけ残されるのだろう