台風一過

久しぶりのビッグバンドの練習。

台風の影響で国道も高速道路も通行止め、加えてところどころで水没しているという状況のため半分以上欠席という中での練習。 ビッグバンドというよりも大きめのコンボという編成。

加えて集まったメンバーもそれぞれの自宅が大変なことになっており、ふらふらしながら楽器を演奏する。当然ながらテンポがめためたで、 ついていけないメンバー続出。当然のことながら、かなりひどい演奏をしてしまった。スライドがふらふらしてしまい、意図しないのに、 全てがグリッサンドというやわいトロンボーンになってしまう。

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ジャズつながりでなんだがアメリカをおそったハリケーン「カトリーナ」は、どうやら政治問題にまで発展しそうな雰囲気だ。 ジャズの聖地でもあるニューオリンズはどうなっているのだろう。 ジャズ好きなら一度は訪ねてみたいと思っていた聖地は今後どうなっていくのだろう。

衛星テレビでCNNニュースを見ていたら、ニューオリンズ出身のウィントンマルサリスが登場して、 ニュースキャスターが使うようなマイクとテーブルを前にして今回の被害について政府の迅速な対応を求めた後、ブルース調の曲を吹いていた。

被災現場の画像の後に、悲しい時にブルースはあまりにもはまりすぎてなんだかこちらも悲しくなる。たぶん、 これもJAZZの魅力の一つなんだろうけれど、音楽は人間の感情を増幅させる。

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我が家にも台風の残した爪痕は至る所に残っていて、ベランダには誰のものかわからないスリッパがとばされてきていた。

また、学校ではネットワークが物理的にやられていて、外部との接続ができない。これまた「ううむ」で、 ネットにつないで仕事をすることがほとんどなおいらとしてはまったく仕事が進まない。いかにネットに頼っているかがわかる。 もはやコンピュータは「ネットにつながっていて当たり前」なんだなぁと思う。

散乱した自宅の掃除をしなくちゃ行けないかと思うと頭が痛い。

ずっと狭い部屋で生活してきた僕は「いつか広い家に住みたい」と思っていたのだけれど、 実際に住んでみるといろいろと不都合な事が多い。こんなに広い家なのにネコを飼うこともできないというのもつらい。 台風の間はごうごうとうるさかったのだけれど、また改めて一人になるとこの静かさに耐えられない。

家賃補助も出るということだし、どこか離れた小さな家でネコを飼いながら静かに暮らしたい。切なる願いだ。