研究ノート

研究ノート
アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」

橋本 健二(2020)『アンダークラス2030 置き去りにされる「氷河期世代」』毎日新聞出版、読了。 8050問題、就職氷河期、ワーキングプア、高学歴ワーキングプア、と我々の世代を形容する言葉は多く、その多くは非常にネガ […]

続きを読む
日々の徒然
安保法制違憲訴訟宮崎訴訟の判決がでました

安保法制違憲訴訟宮崎訴訟の判決がでました。これから判決文を読みますが、裁判所は違憲判断を避けたようです。2008年の名古屋高裁の判決などにどれだけ踏み込んだのか気になります。 詳細については以下のHPで安保法案違憲訴訟み […]

続きを読む
フィールドノート
『観光人類学のフィールドワーク』+補筆

当方も1章を書かせて頂いた 市野澤潤平・碇洋子・東賢太郎編著(2021)『観光人類学のフィールドワーク』ミネルヴァ書房出版元ミネルヴァ書房のHP が5月中に発刊されることになりました。昨日出版社から届き、自分が担当した章 […]

続きを読む
日々の徒然
時代の空気なんか読まないよ

今年も都城新生社印刷の日吉さんにお願いしてポスターを印刷していただきました。新入生の皆さんは「あ、あの猫の研究室ね」という感じでおいでください。 「「時代の空気」なんか読まない」という台詞ではありますが、学外では普通にこ […]

続きを読む
研究ノート
労働組合とは何か

届いたばかりの木下武男(2021)『労働組合とは何か』岩波新書、を読む。入浴しながら読み始めたら、面白すぎて最後まで読み通してしまい、のぼせてしまった。 労働組合史について自己の不勉強さがよくわかった一冊だった。ドイツに […]

続きを読む
日々の徒然
大分でのK先生のこと

K先生と初めてお会いしたのは、大分で開催された九州平和学会でのことだった。当時鹿児島大学に社会人経験を経て入学した僕は、貪るように本を読み、知の世界に耽溺していった。1年生の頃からH先生と「別の」K先生の研究室を往復し、 […]

続きを読む
日々の徒然
「わたし」の集合体の政治なのか、「わたしたち」の政治なのか

平井一臣(2020)『ベ平連とその時代 身ぶりとしての政治』有志舎、を読了。ご恵投いただいた書籍で、すでにお盆休み中には読了だったのだが書評をめぐっていろいろ考えるところがあり、コメントが書きにくくなっていた。 平井一臣 […]

続きを読む
授業ノート
呪いの言葉からの開放

安倍首相が退陣を表明し、彼の体調のことやあれこれで世間が騒がしい。森友学園をめぐる改ざん問題、岡山理科大学獣医学部問題、桜を見る会をめぐるあれこれなど、不透明な幕引きの多い問題を多く抱えた内閣だったように思う。また、コロ […]

続きを読む
研究ノート
INFERIOR−劣ったもの

コロナのせいで自宅待機が続く中、積ん読だった書籍を一挙に読む。「読まなきゃならない」書籍や、送っていただいた書籍、そして「読みたくもない書籍」と様々な書籍が散乱する中で、タイトルに惹かれて順番を入れ替えて、届いたばかりの […]

続きを読む
研究ノート
2020年度吉井研究室 「やさしさ」を制度によって実現する。

やっと4月からの研究方針が決まりました。 こんなポスターを毎年作る研究室など僕のとこぐらいだとは思うのですが、それでも自分の立ち位置を考えるために、また少しづつ研究の世界のあれこれを考えてみたいとおもいます。

続きを読む
フィールドノート
あれこれ/そしてともあれ

昨年度末からすっかりやる気を失ってしまって、このブログも更新せずに放置の状態が続いていました。 事情を知っている方はおわかりの「あの件」がずっと尾を引いていたのですが、いろいろ本当に参ってしまって、なかなかこの間の心情を […]

続きを読む
日々の徒然
パラレルキャリア

昨日は名古屋大学で開催された高専フォーラム2018に登壇。「ICTによるスケジュール管理:デジタルとアナログを併用した手帳トレーニング」というタイトルで、台風影響下の都城からSkypeによる遠隔での登壇。 昨年度の高専フ […]

続きを読む
研究ノート
学校でのSNSの利用とセキュリティ問題

先日高等専門学校機構が開催する「高専フォーラム」という教育研究集会が開催され、その中の1セッションで「SNSを利用したクラス運営と発達障害学生支援」という報告を行った。 CLASSTINGという学級運営に特化したSNSが […]

続きを読む
フィールドノート
第13回国際タイ研究会議(ICTS13)をめぐる緊急事態について

シドニー大学のフィリップ・ハーシュ先生から、先日チェンマイで開催された第13回国際タイ研究会議(ICTS13)に関する緊急署名のお知らせが届きました。 国際タイ学会の主催者に対してタイ政府より5人以上の集会を開いたことに […]

続きを読む
研究ノート
Tropical Trombonesコンサートを終えて

昨年から本格的に音楽学の研究領域に足を踏み入れた。細分化するならば、「音楽を演奏することによって産まれるコミュニティの研究」というところで、社会人吹奏楽、特に海外でマイノリティとして生きる邦人社会で続々と誕生している吹奏 […]

続きを読む
日々の徒然
Web更新という悪夢

科研のアウトプット用Webサイトを更新しなくてはならず、研究そっちのけで着手。本末転倒な気もしないわけでもないが、しょうがない。何よりもこれまで利用していたオーサリングソフトのBiNDはアップグレードする度に機能が低下す […]

続きを読む
フィールドノート
ATOK辞書ファイル

現在絶賛愛用中のポメラDM200のソフトウェアがアップデートされた。 キングジムアップデートページ それに伴い、自作の愛用しているATOK用辞書を整理。 他の研究者の皆様にも役に立つかもしれないと思うので、一般的な使い方 […]

続きを読む
フィールドノート
演奏と祈り

12月に入り、とうとう帰国も3ヶ月後に迫った中、チェンマイにある二つの児童施設でトロンボーンアンサンブルの演奏を行った。 施設の一つはハンドンにあるHIV/AIDSに感染した母子のための施設バーンロムサイ。この施設はチェ […]

続きを読む
タイ生活情報
Humanities: Realities and Power of Dreams

チェンマイ大学人文学部主催による学会「กำหนดกำรประชุมวิชำกำรระดับชำติ “มนุษยศำสตร์: ควำมจริงกับพลังแห่งควำมฝัน”Humanities: Realiti […]

続きを読む
タイ生活情報
チェンマイで「象の卵」を温める

LaTeXを用いた科研費申請書(通称『象の卵』)作成も佳境。毎年祈るような思いで作成しています。 先日の「響けユーフォニアム」の第二話を見ながら(しかるべき海外視聴サービスを利用して視聴しています)、吹奏楽部におけるコン […]

続きを読む