読み道楽と食い道楽

この土地に来て良かったことはいろいろあるのだけれど、仕事のスタイルがやっと定着してきて、書籍をゆっくり読める時間を確保できるようになったことがとても良かった。今は富山時代に買いためていた積読の書籍の山を掘り崩すだけなのだけれど、タイトルと帯や週刊読書人を手がかりに絶望感いっぱいだったあの時の自分が何を切望していたのか答え合わせをしているようで楽しい。
加えて、積読の山の消化に加えて、そうした書籍の関連図書を図書館で気軽に借りれるのがとても嬉しい。というのも、現在の研究室は図書館に極めて近い位置にあり、通勤・退勤時に図書館に通うことが苦にならない。苦なくして図書館に一日二回通えることにこの大学に移動してきてよかったと心底思える。これも本当にありがたい。
さらに不思議なもので、自身の研究テーマにちなんだ仕事の依頼をHP経由で一ついただいた。この研究テーマを扱っている日本の現役の研究者は他にいないので、本当にピンポイントの仕事依頼。成果はすぐにでなくてもHPをまめに更新しておくことはどこでどういう仕事につながるかわからないなと思う。今は諸事情で明らかにできないのですが、情報開示の許可が下りたら、またこのHPで報告します。
何よりも、今の職場は学食が旨い。このことも本当にありがたい。午前中に読書三昧の時間を過ごし、小腹が空いた頃に食事。今年から学食の業者が変わったらしいのだが、それを伝えた妻も早速食堂に食べに来校。この地域のランチにしては、格安の値段の割にクオリティが高いことに驚いていた。キャッチ画像のこの定食はワンコイン(500円)。栄養バランスへの配慮も非常にありがたい。また近くには三越もあって、デパ地下の食料店街も非常に楽しく嬉しく美味しい。美味しいものに事欠かない。
幸せは意外とすぐそばにあるものだなぁ、と思う。勤務されている同僚の先生方の論文も数本拝読したのだが、とても面白い。
こういう環境で働けることが、未だに信じられない。本当にありがたい。
しばらくは読み道楽と食い道楽で過ごします。
主の平和。