猫様

我が家の猫の甘え具合がヒートアップ(?)していて、仕事中にキーボードに座ってしょっちゅうロックアウトされる。
ダンディズムを地で行っている(と自称する)私としては、小動物に思考の邪魔をされるのは許せないのだが、居座られるとしょうがないので相手を「しぶしぶ」させていただく。
猫を抱きかかえて窓のそばに立つ。窓の外は大雪で、静かに、しかし大量の雪が降っている。結局、猫を抱きかかえ、窓ぎわで外を一緒に眺める。猫の背を超えて眺める富山の雪景色を共に愛で、雪景色と新幹線の風景に彼女が飽きた頃、彼女をベッドに置き再び机に向かう。短歌のネタを考えていたのだが、それもまたリセットされて0から考えることに。
・・・というやりとりが、2時間おきに1回繰り返される。我が家が変なのか、それとも世の愛猫家はみなこうしているのか。世の愛猫家はどのように猫と接しているのかとても気になる。
とはいえ、考えてみればこの子も宮崎からこの土地にたどり着くまでに3度の引越をして、さらに今度4度目の引越を迎える。「犬は人につき、猫は家につく」というが、彼女の住まいを4度も人間様の都合で変更することはかなり心痛む。彼女なりの抗議を精一杯しているところなのかもしれない。
今度こそ(にゃんこも人間も)永住の地とならんことを祈りつつ。
主の平和。