黒部の山奥でのタイ料理
久しぶりの発作で手の痛みが引かないこともあって、集中力が途切れ途切れ。
本当なら一つ仕事がはいっていたのだが、諸々の事情でそれがキャンセルに。90分の時間が空いたため、しょうがなく研究室の掃除などをして過ごす。まだ1年と9ヶ月しかこの研究室を使っていないのに、いろんな物品が次から次へと出てきて、それはそれで懐かしくなったり、捨てるのをためらってしまったり。終活をしなきゃ、と思いながらも業が深いのは本当に困りもので、ずっとあれこれ悩みながら片付いたような片付かないような不思議な感覚で午後を過ごす。
今週末からは6月。二度目の暑い夏もすぐそこ。
代わり映えしないが、今年の夏の目標も「とにかく倒れない」。
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さて、写真は先日黒部ダムでいただいたダムカレー。ここのダムカレーはなんとグリーンカレー。いわゆるゲーンキヤオワーンで、本場ほど辛くもなくまたパクチーの香りも強くない。緑色でダム湖の色を表現しているとのこと。ほどほどな辛さで、そこそこ美味しく日本人向けにアレンジしてある。ちなみに隣席のタイからの観光客は文句を言っていたので、本格的なゲーンキヤオワーン以外認めない、という方はやめたほうがよい。
この日、本当に思い立って急にここまでやってきた。友人の訃報に凹み、あと自分の誕生日に凹み、また研究が進まずにちょっと凹んでいるとき、ふと雪山が見たくてここまでやってきた。富山に来て良かったことの一つは、これまで見ることがなかった多くの自然の風景に出会えること。このレストハウスに到着するまでは実はかなりな時間・経費コストがかかり、相当に自然にも慰められたのだが、まさかここにたどり着いてタイ料理にも慰められるとは。
ダムに行かないまでも最近はタイ料理もこの土地の材料でそれらしく作るようになったし、栄養価の高いものをほどほどに食べて今年の夏を乗り切ろう。
ニガウリも旨いし、チャンプルも旨い夏がまもなくやってくる。太宰ではないが夏の料理を食べ尽くすまでは元気でいなければ。
あ、今月52歳になりました。そんな近況です。
主の平和。