死と乙女

授業を終え少し目眩がする中、ふとクリックしたYoutubeから1950年録音のVienna Konzerthaus Quartetによるシューベルト弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」が流れてくる。

本をひたすら読んでいた大学院生時代のことを思い出した。クラシックのCDを留学前にだいぶ手放したのだが、昔聞いていたのはだれの演奏だったろうか。タイトルに惹かれて買ったものの、乙女感はまるでなかったなぁ、と思いながら聴いたことを思い出した。

今はすっかりこういう分野を開拓しようとする気概がなく、アグレッシブさがなくなったなぁ、とか思う。人生の終焉に向けて、どういう準備をしていけば良いのか、「死と壮年」について考えてみる。

(追記)第二楽章の一部にシューベルトの歌曲『死と乙女』のモチーフが登場するので、『死と乙女』と俗に呼ばれているだけで、この曲全体が『死と乙女』をモチーフにしているわけではないです。念のため。