2021年のあれこれ

とうとう年末がやってきた。・・・が、残念ながら本当に困ったことに今年に関してはさほど年末感がない。感動する心が自分から抜けていき、すごく「だらり」とした日々を過ごしており、この年末も「だらり」とあまり興味のないpython本をのんびりといじったり、どういうシーンで利用するのか今ひとつわからないままpomeraをLinux化したりして過ごしている。

そして、今年に関しては、とても年賀状を書くテンションにならず、ご迷惑をおかけすることを知りながらも、今年から年賀状を送ることをやめて、タイの子どもたちにその分のお金を少しでも送るようにした。周囲の方々がコロナで大変な状況を見ながら、もう周りの人にタイへの寄付をお願いできないと感じ、少しでも自分がタイに贈れる額を増やすという対応を取ることに。申し訳ない、届いた年賀状については、今年までお返しさせていただきます。

さて、この1年間はコロナに始まり、仕事上において大変なことが続いた。その中身を今のところオープンな場で書けないぐらい大変な状態なんだけれど、望むと望まないに関わらず、渦中に巻き込まれるということはある。大変な状態がもうしばらくは続くので、語れるようになったらどこかに書こうとは思う。ともあれ、今は体調不良が続いているので、まずは体調を整えることを第一に。

作業環境、特にガジェット系で大きく変わったのは、Chromebookを本格導入し、iPadを遠隔授業に使用するようにしたこと。Chromebookは万能ではないけれど、「この程度でよい内容の業務」というのがかなりあることが認識できたのは良い。更に1月からはやっとのことで学内グループウェアがウェブベースに移動するので、専用のソフトが不必要になった。今後Chromebookはますます活躍してくれるだろうと思う。

あと音楽の方は僕自身の演奏はさっぱり。だが、かつての教え子がとうとうサロンデビューした。コロナ禍の状況で、クラシック系の音楽家は演奏する機会が少なく本当に大変だったろうと思う。また、隣町の小学生にトロンボーンやユーフォニアムを教える機会を得たのは恵み深いことだった。コロナ禍で大人がへこたれている中、若い世代が音楽に取り組みコンサートを開いているのを見るのはこちらも大いに励まされた。

とはいえ、本業の研究の方は、「まずまず」で、書籍2冊に関わり、文章は2本公に書いた。書評も載せたのでこれはこれでもう今の体調では「よくやった」ということにしておきたい。また今年はかなりまとまった形で短歌を書くことができた。短歌という文学形式が自分にさほど合っているとは思わなかったので、スタートが遅れてしまったのだが、これから時間があれば短歌を書くことを日課にしよう。

そして憲法の講演は3本実施し、来年も2本決定した。

タイに行けないタイ研究者、という暗闇から脱することができるのがいつになるかわからないけれど、来年も自分の背丈にあった活動をしていこう。

そんなこんなの年末です。どうぞ皆様もよいお年をお迎えください。