今年のこと

自宅で大掃除を終え、コーヒーを飲みつつ2009年を振り返る。

一言で言えば、仕事をたくさんした一年だった。

仕事といえば、今年はたくさん外に出て行く機会があった。SFCカードの話は前回したが2回の海外出張を含め50回以上も出張を行い、学会・研究会発表もこれまでになくたくさん行った.数えてみたら、なんと10本。それもいずれもネタがかぶらないという壮絶なもので、準備時間も含めると相当なものに。日本国内も東京、大阪はもちろん、愛知、鳥取、千葉、京都、福岡、札幌と移動しそれぞれの場所でおいしいものを堪能できたのがせめてもの救いであった。

仕事と言えば、想定外だったのは今年勤務先で起こった件の事件の影響で、余計な仕事が増えたこと。品行方正という言葉は大事だなぁといまさらながら思う。またこの不愉快な事件については、僕が非常勤をしていた学校も不正に絡んでいたことを知り大変ショックをうける。そうした不正に荷担するような学校で法学を教えるつもりはない旨を先方に伝え、来年度からの非常勤講師を辞めることを先方に伝える。ところが実に世の中は不思議なもので非常勤を辞める旨を伝えた翌日に別の大学からお声がかかる。結果的に非常勤のコマ数は減らないことになりほっと一安心。

それ以外で充実したのはコーラスのこと。今まで僕の中ではトロンボーンがメインだったのだが、今年はコーラスも同じぐらい大事なポジションをしめるようになった。言葉の解釈、音符の解釈だけでなく発声のしかた一つとっても今年は自分でも格段に進歩したと思う。

むろんトロンボーンも今年は多くの恵みがあった。中でもFTBの講習を受けたことで、トロンボーンだけでなく金管楽器の発音について考えることが出来るようになった。あ、そういえば今年はいろいろあってドイツ管も手に入れたのだった。ドイツ管+ジャズ管+テナーバス+バストロ+アルトと5本にもなったトロンボーンは、これだけでも吹きこなせないに決まっているのだが、それでも眺めていてほっとする。これらのトロンボーンの総額は・・・考えるだけでも恐ろしいので考えないようにしつつ、ほんわかほんわかと吹いて楽しむ。

もう一つ。今年良かったのは料理のレパートリーが格段に増えたこと。毎日地道に市販されている『365日おかずブック』を頭から作ったことで、自分が苦手だった和食もかなり作れるようになった。半年に一つ課題を決めていた新ジャンルの食事も今年もちゃんとノルマ2つをこなすことができた。今年の課題はサラダとモツ鍋だったのだが、食べた方々にはかなり好評だった様子。見なくても作れるレシピがどんどん増えるのは知らない英単語が増えるよりも楽しい。

また今年1年は、東大のIさんや指揮者のKさんのつてで多くの方々と知り合いになる機会が増えた。

多くの人から学んでいく1年が過ごせたことは本当に感謝すべきことで、仕事が増えるのはもう勘弁してほしいが来年も多くの出会いがある一年でありますように。