『オペラ座の怪人』/川崎の不快人

三田キャンパス-東京-勉強会-リハビリという大忙しの一日。

つらいリハビリの後は「お約束」の映画館で、今日のご褒美は『オペラ座の怪人』(<公式サイトはやたらとフラッシュが重いです)。
やはり『オペラ座の怪人』と言えばあのパイプオルガンのフォルティッシモで、しょっぱなからばりばりと映画館が揺れるほど鳴る。ミュージカル仕立てではじめから終わりまで音楽の渦。こ、これぞ最近のシネコンのいいスピーカーで「聴く」久しぶりに「映画館でみなくちゃいけない映画」だ。かのパイプオルガンのメロディーにかぶせて、アレンジでところどころエレキギターやらエレキベースやらかぶしてあってそれもまたいい感じで仕上がっていた。アレンジャーがいいのはもちろんだが、大音量のシネコンで聴くと音が多すぎる。映画を見終えて劇場を出ると耳が痛い。
良くも悪くもハリウッドの映画で、豪華絢爛なセットと大音量の音楽でファントムの心情を描くのに今ひとつ踏み込めていない感じもするけれど、それはミュージカル仕立てってことで不問にしましょう。有名すぎるぐらい有名なストーリーだし、Gaston Lerouxの原作(角川文庫版が入手しやすそうです)を読んだほうが感動は深いんじゃないだろうか。