寝台特急で鯨飲

再びチェンマイに移動するために、寝台特急に乗る。1年前に寝台列車に乗ったときは、そのあまりのみすぼらしさにかなり引いたのだが、エアコン付きの車両をチョイスするだけで、こんなに快適な車両になるとは思わなかった。これなら青森のSさんがきたときも問題なくチェンマイに行くことができるだろう。よかったよかった。

車中では、NさんとN君というバックパッカーのお二人と会う。意気投合し酒盛りしつつチェンマイへ。旅先で出会う人間、この時期にタイを旅しているというのはよほどの酔狂でなければできない、ということで一致し、大いに盛り上がる。そうだよなぁ、学生にしてもなんにしても11月にこんなところにいるなんて酔狂もいいところ。

そんな彼らとの飲み会を満喫してさらに、アユッタヤーを過ぎたころ今度は別車両のアイルランドの女性陣と意気投合し、連結器周辺でビールを回しのみして騒ぐ。そして、当然の帰結として、車掌に怒られてしまう。大変目方のある方々の集団で、ぎちぎちの中で話をする。

翌朝、目が覚めて、タイの安酒に独特の鋭い頭の痛みをうける。ビールを大瓶1本、そしてメコンウィスキーを1本を一人で飲んでいたという、恐ろしい事実。あたたた。