バンコク着

現在バンコクにおります。

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一昨日チェンマイでの日々が無事に終了する。が、一番会いたかった村長さんとは会えないまま。またガンダム好きのお兄さんとは最終日にしか会えなかった。
USAちゃんという娘が高熱を出しICUに入院していたことが原因。僕自身が大手術をしたチェンマイでもっとも大きな病院の子供用病棟に入院していた。40度を超える熱で家族は心配していたのだが、子どもはあっけらかんと元気にしていた。この家族の一員になっている僕にとっては姪も同然なのでほっと胸をなでおろす。看病疲れのお兄さんがお土産のMGグレードグフ30周年Limitedモデルに笑顔になる。よかった、よかった。
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ついでといってはなんだが、僕自身の手術について当時のスタッフの先生に見ていただく。今でも覚えていただいていて、快調な回復具合であると評価される。もともと改善されるような状況ではなく、機能そのものが向上されたわけではない。だが機能が完全に停止した部分をサポートするように周囲の筋肉が異常なほどついているのだと説明された。今は夏場だけに限れば痛みもなく、ほぼ健康的な生活が送れており月日は明らかに体を改善させているのだなと思ったり。
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今回の研究ではネットに書けない話題が多数あり、泣きたい思いでなんとか聞き取りを終える。直接に研究とは関係ないのだが、でもチェンマイにいるといつも『僕がなぜまがりなりにも研究者でいようとしているのか』考えさせられる。食欲がちょっと落ちていたけれども、子どもたちが作ってくれたカオニャオとラープで元気いっぱい。

そんなこんなでチェンマイ最終日は、スポーツジムで汗を流しプールでのんびりとすごす。チェンマイのLe Meridienのプールは、ドイステープを正面に仰ぎ、夕日に光る寺院を見るのはとても心が落ち着く。何百年という単位でチェンマイの人々を見つめていた寺院は今日もきれいで、そんな寺院をゆっくりとプールの中から眺めるぐらいのご褒美は許されるだろう、と思いつつ。
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バンコクに移動し、スクンヴィットの昨年から使い出したサービスアパートメントLegacy Suitesに宿泊。

ここはネットの早期予約だとわずか6,000円で、すごく豪華な作りの部屋にしかも「かなり旨い」朝食付きで宿泊できる。BTSの駅からも近く、プール、アスレチックジム(<こことても重要)とも充実しているし、仕事が入っていなかったらずっといりびたっていたいほど見事。昨年度から知り合いにバンコクでの宿泊を求められる機会があったのだが、いつもこのサービスアパートメントへの宿泊を薦めてきた。泊まった知人も「アタリ」というホテル。(あ、ちなみにGoogleなどで飛んできた方のために言っておきますと、僕自身初めて利用した去年は楽天トラベル経由で予約しましたが、楽天の場合はインターネット使用料金が別料金になるため、これから宿泊される方はインターネットの代金も無料になるLegacy Suitesのサイトから直接取引したほうがお得です)。
そんでもって、チェンマイから移動した深夜に「おそるおそる」夕方にチェックインする。実は昨年度の宿泊の際にこのホテルで風呂の水をあふれさせてしまったという大チョンボをやってしまったこともあり、「どうか誰も覚えていませんように」という心境だった。が、なんと僕が宿泊する部屋はアップグレードされ、にこにこしたスタッフにプレゼントまで用意されていた。前回の宿泊の時に「図書館/書店からすごい量の書籍を抱えて帰ってきては、部屋に籠もり、朝夕のランニングを欠かさないすごく変わった日本人」だったらしい。あとスタッフの方々に食事を作ったことが覚えられていたらしい。

若いときはお金がないことが大きく作用していて、なるべく安い部屋に宿泊しようとしていたのだけれども、安いホテルではその日の疲れが全てとれないことがこの年齢になるとわかる。けっこう出張の多い日々が続いていると出張の際の仕事の充実は、相応なホテルに宿泊できたことが大きく作用しているのだなぁと実感する。そんなときよく出張するチェンマイ、バンコク、東京のそれぞれに定宿ができるとホテルでの過ごし方もだいぶ変わってくる。設備のあるなしが把握できているので宮崎からどれだけの荷物を持っていけばよいのか想像がつく。でもそれに加えて「ああ、あいつがまた今年もやってきた」と思われるというのは「帰って行ける」場所が用意されているようでなんだか嬉しい。それも含めてホテル業界なんだろうが、でもそれでも来年もまた帰ってこようと思う場所があるのはなんだか嬉しい。