ニンゲンというおもしろいもの

金曜日の夕方から土曜日まで以前からお世話になっている会社でデータベースのメンテナンス。どうもWindows 2003 Serverのシステムディスクが落ちてしまったようで、新しいHDを購入し最近安くなったNASを導入することを提案し、近くのショップで購入し、二日かけてファイルを復旧する。
しかし、より問題なのはこれ以降のことで、ちょっと特殊な組み方をしたファイルシステムにWindowsから接続できるものの、Macintoshから接続できない。6時間ほど格闘したものの、さっぱり理由がわからず途方に暮れる。・・・というわけで、来週また向かうことに。

解決策は今週中に見つかるんだろうか・・・。ううむ。

こうして宿題を抱えて、頭いっぱいになっているときに姉夫婦+甥+姪と会う。現在のところ唯一の「癒し」で、甥・姪と遊んでいるときが一番楽しく、リラックスできる。コンピュータを扱うと、コンピュータは「わからずや」ではなく、文法通りに命令すればそのとおりの結果が返ってくることがわかる。コンピュータが動かないのには理由があり、きちんと命令を伝えられないこちらになんらかのミスがある。その意味ではコンピュータは非常に予想しやすい「素直な」存在なのだが、人間はかならずしもこちらのインプット通りに反応が返ってくるわけではない。人間と人間の関係では正しく意志を伝えたとしても相手があってのこと故予想通りの反応が返ってくるわけではない。

それは、合理性からは離れた反応ではあるけれど、甥・姪と接すると「人間がおもしろい」と再確認でき、生き物としての人間の良さを見つめ直すことができる。「思い通りにならない」ことがとても気持ちがよく、自我をこの小さい体の中にきちんともっているのだなぁと感心する。

研究の場面で出会う人々に惹かれるもこうした「おもいどおりにならない」ことに惹かれてのことなのだろう。コンピュータもおもしろいけれど、やはりニンゲンはそれ以上におもしろい。