まなび長屋・第二回「情報整理術(手帳含む)

現在住んでいる都城で、若いビジネスパーソンを中心とした勉強会を開催している。主催は僕ではないのだが、気がつくとあれよあれよという間に、実行部隊に引き込まれており、そしてさらに気がつくとこのイベントの導入部分を任されるようになっている。

 「まなび長屋」となづけられたこのイベントは、まずは「まなび」の語源である「まねぶ(真似る)」ことを、落語の世界の「長屋」のような隣人間で行おうとする試みで、今日もそうした「隣人から吸収したい」という人々で会場は埋め尽くされた。

もう一つ、このイベントの特色は、たとえばJCや商工会議所といった団体とはまったく無縁に開催しているところにある。各会社のオエライさんを含む方々はいろんな方々とお会いする機会はあるけれども、今まさしく働き盛りの30-40の人々は、勉強する機会がない。もちろん、「勉強」なんて個人的な行為なのではあるのだけれど、皆でわいわいとすることから生まれる空間があるということも僕らは十分に知っている。

今回の講師はモレスキナー(モレスキンというエクセレントな手帳のユーザー)として著名なKさん。都城では希有な情報発信を意識的にしている社会人大学院生。彼との出会いは早朝4時ごろのマックで、互いに朝勉強の時だったというつながりで、非常に学ぶことの多い友人の一人で、そんな彼が話す内容がつまらないわけはなく、失敗談から始まるその話に魅了された参加者の熱意がこちらにも伝わるようであった。

僕はというと前座役で、場をあっためるとことと、学者らしい(あくまでも「らしい」であってそれを意識しているわけではない)発言で今回の勉強会の意義を伝えること。真打ちともいうべきKさんの足をひっぱらなかっただけよかったと思う。

二次会はあいかわらずの「日本一おいしい焼き鳥や」勝乃屋。無理をいってお願いしたにもかかわらず、軟骨ハンバーグや、焼きおにぎりなどを用意していただいて本当にありがたい。そして、参加者のみなさんもすごく喜んでくれたようでそれもありがたい。

帰り道、空に浮かぶ星をみながら、これらの星々を一本の線でつないで「星座」というストーリーを作り上げたギリシア人の知彗を思う。「つながる」時に人はそれぞれちゃんとつながっていく。僕らには見えない線でも、ちゃんとその線が見える人にはみえていく。そんな気がする勉強会だった。

次は「ノンバーバールコミュニケーション」。僕はまたまた前座でありますが、よろしければぜひおいでくださいませ。