カトリーン・マルサル(高橋璃子訳)(2021)『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』河出書房新社(Katrine Marçal (2015)Who cooked Adam Smith’s Dinner?)

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?

カトリーン・マルサル(高橋璃子訳)(2021)『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』河出書房新社(Katrine Marçal (2015)Who cooked Adam Smith’s Dinner?)読了。

二つの文句を。もっと早い段階で(例えば先の衆議院選の前に)日本語に翻訳されていたら、そして、もっと手頃な値段であったなら(税込み価格は2,310円)。ジェンダー経済学の入門書として重要なばかりでなく、既存の経済学が「意図して気づこうとしてこなかった」(決して「気づかなかった」のではない)経済学におけるジェンダーと弱者の視点について丁寧に解説。

全てが刺激的で、かつわかりやすい。もちろん人文社会科学の研究者の多くにとっては、すでに知られている議論なのだと思うけれども、ジャーナリストの手による本書は、切り口がわかりやすく伝わりやすい。売れ筋の書籍というのは、こういう風に章立てするんだなぁ、と感心する。

ただし、書籍の値段と厚さに比して、文字数はそんなに多くない。いずれ文庫本になって、手軽な値段で学生が読めるようになってほしい、、、が、できれば今このタイミングで読んで欲しい。

都城工業高等専門学校准教授(法学)

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