まなび長屋のイベントが以下の日程で開催されます。当方も登壇します。
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2016まなび長屋テーマ「おとなとこども」
企画主旨:
今年の「まなび長屋」は、ちょっと視点を変えて、「おとなとこども」の関係について考える1年にしようということになりました。
「今のわかいもんは」とかつてのおとなにいわれた「わかいもん」だったはずのわたしたちもいつのまにか「おとな」になりました。
そして、現在のおとなをめぐる環境とこどもをめぐる環境はあまりにも違いすぎていて、「むかしのおとな/こどもはこうだった」と簡単に言える様な状況でもありません。
今の「おとな」と「こども」はどう同じで、どうちがうのか。そしてどうやって、一緒に生きていけばいいのでしょうか。
今年のまなび長屋は、「おとなとこども」の関係を見つめ直す一年にしたいと思っています。
1 こどもとおとなはどうちがう 6月11日(土) 13:00-14:30
わたしたち「おとな」が「こども」だったとき、日本は高度経済成長期を終え、日本にはモノがあふれていました。「良い大学にいけば、高い収入が約束され、幸せな生活が約束される」、と思われていた時代でした。ところが現在の日本では、貧富の差は拡大し、高学歴者であっても容赦なくリストラされる時代です。「一生懸命がんばったから幸せになれる」という時代ではないのです。私たち「おとな」が考える「しあわせな人生」の道と、今のこどもたちにとっての「しあわせな人生」は必ずしも一致していないのです。
まず第一回目では、「おとながイメージしている子どものすがた」について、現状認識を踏まえながら考え直してみましょう。
・就職をめぐる状況は、今のおとなと子どもでこんなに違う
野元健作 NPO法人DREAMSUPPORT代表
・結婚・貧富をめぐる状況は、おとなと子どもでこんなに違う
吉井千周 都城工業高等専門学校准教授