日々の徒然
10年ぶりの担任

2年ぶりの本務校での勤務がスタートし、1年生の担任を拝命した。高等専門学校の業務のうち、担任業務は学生指導のコアとなる業務の一つである。高専の教員は、学生指導の他研究業務も平行して行わなければならない「激務」であるという […]

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研究ノート
Tropical Trombonesコンサートを終えて

昨年から本格的に音楽学の研究領域に足を踏み入れた。細分化するならば、「音楽を演奏することによって産まれるコミュニティの研究」というところで、社会人吹奏楽、特に海外でマイノリティとして生きる邦人社会で続々と誕生している吹奏 […]

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日々の徒然
HP本格運営開始

研究のHPとBLOGのページを融合させて、新HPを運営開始。ただ、旧HP(初期のMovable Typeを使用)のデータを手作業で移動しなくてはならなかったため、サルベージに時間がかかる。あと久しぶりにcssファイルを書 […]

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日々の徒然
ホームページ再構築に伴う各記事へのURL変更

ホームページを全面的に再構築したため、各ブログ記事へのリンクが変更になりました。 すいませんが、Google側のインデックスが作成されるまでしばらくお待ち下さい。ブログ記事の場合は、各個別ブログ画面の右下にある「Goog […]

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キリスト教
トランプ旋風の中で映画『沈黙』を観る−弱い者として生きる苦しみ

米トランプ大統領が、テロ対策の名目で中東・アフリカ7カ国からの入国を一時禁止したという嫌なニュースが届く。世界の終わりはこんな風にグズグズしながら、なさけなくやってくるのだろうか、と思った。 - このタイミングで、どうし […]

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日々の徒然
タイ滞在もあと1ヶ月あまり

祝日明けのタイ。無理しない程度に徐々に落ちた筋肉を戻そうと、タイの国立大学ではわりとポピュラーな電気バス(無料)を使わずに登校。これで、往復で3キロぐらいは無条件に歩けるはず。そろそろ日本への荷造りを徐々に行わなくてはな […]

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日々の徒然
Web更新という悪夢

科研のアウトプット用Webサイトを更新しなくてはならず、研究そっちのけで着手。本末転倒な気もしないわけでもないが、しょうがない。何よりもこれまで利用していたオーサリングソフトのBiNDはアップグレードする度に機能が低下す […]

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日々の徒然
風は吹いている

20年近く前にチェンマイのNGOに通っていたとき、小学5年にして栄養失調気味で130cmの身長のずっと病気がちだったモン族の女の子が入所した。 ちゃんと大きくなるんだろうか、と心配しながらその子の成長を見ていた。その子は […]

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フィールドノート
2016年の雑感

今年もすばらしい一年だった。 今年嬉しかったことの一つは、タイで初めて自分の専門とする科目「少数民族と法」に関する授業を二つの大学で持つことが出来たこと。日本では開講される事のない授業なので、もう二度と僕の人生の中でこう […]

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日々の徒然
『この世界の片隅に』ですずさんを苦しめたものの正体

苦しい時・貧しいときの経験は、とかく明るく語られがちである。苦しい時代を終えた人々は、多少なりとも美談として苦しかった時代の話を再構築するのだろうと思う。ただその一方で、美談もまた話者の率直な感想なのだろうとも思う。実際 […]

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キリスト教
クリスマスと山地民

今年もクリスマスを迎える。クリスチャンの自分としては、喜びを感じるのはもちろんなのだが、毎年少し哀しい気分になる。それが毎年のクリスマスの恒例行事となっていて、やはり今年も喜びと哀しみの入り交じった複雑な思いでクリスマス […]

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フィールドノート
ATOK辞書ファイル

現在絶賛愛用中のポメラDM200のソフトウェアがアップデートされた。 キングジムアップデートページ それに伴い、自作の愛用しているATOK用辞書を整理。 他の研究者の皆様にも役に立つかもしれないと思うので、一般的な使い方 […]

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フィールドノート
演奏と祈り

12月に入り、とうとう帰国も3ヶ月後に迫った中、チェンマイにある二つの児童施設でトロンボーンアンサンブルの演奏を行った。 施設の一つはハンドンにあるHIV/AIDSに感染した母子のための施設バーンロムサイ。この施設はチェ […]

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タイ生活情報
Humanities: Realities and Power of Dreams

チェンマイ大学人文学部主催による学会「กำหนดกำรประชุมวิชำกำรระดับชำติ “มนุษยศำสตร์: ควำมจริงกับพลังแห่งควำมฝัน”Humanities: Realiti […]

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タイ生活情報
チェンマイで「象の卵」を温める

LaTeXを用いた科研費申請書(通称『象の卵』)作成も佳境。毎年祈るような思いで作成しています。 先日の「響けユーフォニアム」の第二話を見ながら(しかるべき海外視聴サービスを利用して視聴しています)、吹奏楽部におけるコン […]

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日々の徒然
長谷川豊とアイヒマン

2016年9月現在、相変わらずチェンマイで研究活動を送っているのだが、現在大変な量の仕事がはいりアップアップしている。こんな文章を書いているヒマがあったら、とっととそれらの仕事を済ませるべきなのだが、2日間深夜近くまで作 […]

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原発
カナリヤが鳴く時

「英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業 廃止措置研究・人材育成等強化プログラム」という長く(酷いセンスの)ネーミングのプロジェクトに参加するようになって半年が過ぎた。 残念ながら、廃炉をめぐる現状は何一つ変わら […]

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日々の徒然
シン・ゴジラと家族

チェンマイのシネコンで今話題の『シン・ゴジラ』をやっと観ることができた。 すでに多くの批評がネットには上がっているようで、それらの一つ一つに反論するほどの余力がない。また特に宮台真司(http://realsound.j […]

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日々の徒然
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの家族はありや

参議院選挙が終わった。出口調査などですでに予想されていたとおりの結果でしかなく、自民党を筆頭とする改憲派の勢力が過半数を占めるものだった。個人的にはひそかに期待していた改憲派の憲法学者として知られる小林節慶應義塾大学名誉 […]

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日々の徒然
世界が憎しみで満たされる前に

約二週間の出張からチェンマイの部屋に戻る。 戻って早々に本務校のグループウェアを開くと、「フロリダ州への渡航予定者は届け出をするように」という本務校本部から緊急のお達しが届いていた。何のことかわからず、とりあえず放置した […]

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