Bariton Horn来たる

Barton Horn

PayPayのポイントを使わずにひたすら溜めていたのですが、とうとう大台に突破。そのまま日用商品の支払いに充ててもよかったのですが、「ブルーチップやベルマークを集めて何か買う」というようなことに憧れがあり、ヤフオクで販売されていたこの商品をPaypayのポイントを使って、ヤフオクで購入しました。話題のAMUSEのバリトンホーンです。アルトホルン(テナーホルン)は実機を小学生金管バンドで指導の際に吹いたことはあったのですがバリトンホーンは初めてでした。

送られてきた楽器のファーストインプレッションとしては「音がすかすか」で、「こりゃまずい買い物をしたかなぁ」と思っていたのですが、マウスピースを、細管のBachの6halfALからMarcinkiewiczの7BSに変更したら、いい音で鳴ってくれるようになりました。ユーフォの時とはまた異なる音の狙い方があるような気がします。

さらに、こういう楽器を購入したときのお約束で、一晩ブラスソープのお風呂に沈めて、油汚れを取ったら(たぶん)「バリトンらしい音」で鳴ってくれるようになりました。少し残っていた匂いも取れて吹きやすくなりました。前(または前々)保有者はスモーカーだったかもしれません。綺麗にじゃぶじゃぶ洗い、たっぷり吹き込みましたら自分なりのバリトンのイメージの音で鳴ってくれました。コルネットのオクターブ下、という感じで、コルネットとのソロも上手く調和しそうです。

ともあれ、かねてから、吹奏楽の楽譜で、バリトン譜とユーフォニアム譜を分けて書いてある楽譜の吹き替えについて、いろいろと考えていたことがあったのですが、今度演奏するホルストの第一組曲では、ユーフォの太く暗めの音とバリトンの細く明るい音では表現の方法が変わるように思いました。そして、その上で楽譜を読むと、「ああ、こりゃやっぱりユーフォじゃなくてバリトンの方がよいなぁ」という箇所も沢山出てきました。いくつになっても学ぶところの多い名作です。今度はいつか第二組曲もバリトンで演奏したいですね。

・・・というわけで、4/24のメセナ楽団定期演奏会では、バリトンホルンを用いて第一組曲を演奏します。

ホルストのイメージに近づけたら良いのですが。