BachとBach(バッハとバック)

朝から大忙しの一日。

今日中に書き上げなくてはならない文芸誌の原稿があって徹夜でやっつける。すぐ硬くなりがちな研究者の文体から平常文へと推敲するのに苦労する。

そんなこんなで原稿と格闘していたところ、明け方3時過ぎに二通のメールが入ってくる。なんと、15年近くも連絡をとっていない古い知り合い。嬉しくてすぐにリプライを返し「起きているなら電話してください」と書いたところ、10分もたたずにリプライが返ってくる。

高校のころ生まれ育ったところからヒッチハイクでのりつないで東京までやってきて、みんなで会議をしたときのメンバーだ。全国各地から集まって、東大の駒場寮で夜通し語り合った日々がただただなつかしい。

そしてそれはとても刺激的な1週間で、あのときはじめて言葉を紡ぎ出すことにどれだけのチカラが必要で、そしてどれだけの責任があるのかを学んだ。たぶん僕の原点はあの凝縮された1週間にあったのだと思う。

互いの近況はもちろん他のメンバーの近況も聞く。鬼籍にはいった知り合いもいて、みんながみんな「元気」とはいかないのは、さすがに年月を経たからなのだと再度確認する。

15年は長いのだなぁと改めて思う。

その後都内の病院にて検査。診断書を書いてもらう。リハビリと弛緩剤とまぁ、いつもどおり。

そして昨日のききすぎたスパイスの処理も新宿の図書館で終える。

とにかく大忙しの一日だった。

都内からの帰り、渋谷にてバッハの無伴奏チェロ組曲”Six Suites pour Violoncelle”の楽譜を買い求める。それも嬉しくてろくろく中身も確認しないまま。・・・そう「失敗」だったのだ。

発行元はフランスの出版社で、ちゃんと”pour violoncelle”(チェロのための)の後に”ou Trombone”(もしくはトロンボーンのための)と書いてあった。が、楽譜そのものは全音のピースとさほどかわらないことが判明。いったいどうやって、和音を無伴奏のトロンボーン単管で出せと言うんだ(T-T)。全音のピース買った方がよかったような・・・。うう。反省だ。あとボウイングの指示もトロンボーンには関係ないし。うう。

高校・大学は日々の練習の中にこれを取り入れていたのだけれど、あれはいったいどの版だったのだろう。さっぱりわかんないや。まぁ、スケール練習かねがね(これは荻谷先生の『トロンボーンスケールレッスン』を使っています)ゆっくりとBachをBachで吹くのは悪くない。これからしばらくはのんびりと自宅でBachと格闘だ。

関連記事

Latest Article

PAGE TOP