赴任のお知らせ

富山大学

辞令自体は10/3なのですが、労働契約上本日付で富山大学に赴任しました。

都城工業高等専門学校在職中は多くの皆様にお力添えを頂きましたことを改めて御礼申し上げます。これから新天地で改めて精進したいと思います。

こういった大学(含む高専)間の移動については、喜ばしい話もあれば、正直なところ「移らざるえない理由」もないわけではありません。「何の不満もなければ」移動はないわけですから。ですが、当方が感じたネガティブなあれこれを公の場で語ることには抵抗がありますし、同僚はもちろん現在在籍中の学生達にとっても気持ちの良い話題ではないと思いますので、当方の心に秘めておきたいと思います。

ただ、初任地が都城高専であったこと、17年間にわたって都城の土地で活動できたことは大変嬉しいことでしたし、出会った方々には感謝しかないということは書かせてください。リカレント教育で、吹奏楽で、研究で、そして学生と教員という関係性の中で出会った方々によって僕は大いに生かされました。

尊敬できる同僚に囲まれたことにも感謝しかありませんが、魅力的な学生達や地域の方々と過ごしたことは僕の宝です。50歳で新天地に移動するのは、体力的に何よりも大変ハードでしたが、残された人生を研究にシフトしてこれからの人生を送りたいと思います。きっと僕と接したことのある方なら、僕がこういう選択をしたことを許していただけると思っています。

憲法や人権に関する講演も引き続き引き受けています。これまでもそのつもりでしたが、これからは自分の人生の終焉に向け、自分のためというよりも、世の中に自身が受け取った多くの恵みをより還元できればと思っています。

どこにいても僕は変わらず、トロンボーンを吹き、猫を抱き、時にタイの村の中で、時に日本社会の中で泣いたり笑ったりしています。

そうそう、早速ですが10/21には山形市で憲法に関する講演を行います。そして10/23には地元の吹奏楽団の本番にも載ります。

「気が早い?」いえいえ、都城で学んだことをすぐに(今流行の表現を使うと)社会実装できるようになったことは、皆さんからの教わった恵みで、すぐに生かせることができたのも都城での学びでした。

「改めて」ですが、これまでありがとうございました。

そしてこれからもよろしくお願いいたします。