チェンマイで「象の卵」を温める

LaTeXを用いた科研費申請書(通称『象の卵』)作成も佳境。毎年祈るような思いで作成しています。

先日の「響けユーフォニアム」の第二話を見ながら(しかるべき海外視聴サービスを利用して視聴しています)、吹奏楽部におけるコンクールの存在と研究業界における科研費というのは似たようなものかなぁ、と思っています。

コンクールで賞をとるために音楽をするわけではないのと同様に、科研費をとるために研究をするわけではない。だが、コンクールを目指す過程そのものが音楽の演奏技術を上げて表現力を高めるように、科研費をとるために書類を書くプロセスそのものが研究における様々な技術を高めてくれている・・・ような気がします。

そんなわけでぶつくさいいながらもLaTeXと向かい合うのですが、仕事によるストレスがたまると障がいのある右腕が酷く痛み、右指の入力の負担を少しでも減らそうと、昨日はついMagic Keyboard(タイ語版)をチェンマイ大学生協で購入してしまいました。いい楽器を購入したら多少良い音が出る、というのはある種の真実ですが、新しいキーボードを購入したらよい文章が書けるとは限りません。

ただ、ほんの少しパソコンに向かうモチベーションは上がったような気がします。名人筆を選ばず、といいますがその境地にはまだまだ至らず、こんなことにすら頼ってしまう弱いわたくしです。

ではこれからまた書類との格闘です。