釜山

韓国の某大学で開催される若手政治研究者フォーラムへの出席のため渡韓。前回韓国へ渡ったときから12年もの年月が過ぎ、加えて今回は釜山のみの滞在ということで、以前見た韓国とは大分異なっていて様々な面でびっくりする。

今回釜山への道中は、教え子でもあり現在は友人でもあるM君も同行。船好きのM君はすでにフリーライターとして船舶関係の記事を書いている非凡な才能を持った若い友人。今回の旅行ではフェリーを使って行くということと釜山が水産業で栄えた街であり港がとても大きいため、M君を誘う。

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初日、今回の受け入れ先でもある師匠H先生と再会する。就職が決まる直前に一度お会いしたきりだったので、半年ぶりの再会。海鮮チゲを食べながら、手短に互いの近況報告をする。

H先生の釜山での暮らしはすこぶる順調なようであり、また緩やかな時間を過ごしていらっしゃるようでとても羨ましい。タイに留学していた経験からすると、釜山は日本とさほど遠くない距離であることも、また食事の値段がとても安いことも、日本語がそこそこに通じることも生活を快適にさせる大事な要素となっているようだ。だが、その一方で、タイと異なり、あまりにも日本語が通じすぎてしまう(多くの韓国の方々は日本語を話せる)ため、H先生がせっかく覚えた韓国語を試そうとしても、先に相手の方から日本語で語りかけられてしまうそうで、韓国語の上達は今ひとつだということ。このあたりの事情もタイとは異なる。

とにかく、元気そうな先生のお顔を拝見することができて何よりだった。