研究者の悲哀

決して人ごとではない内容。

創作童話『博士(はくし)が100人いるむら』
私は博士を持っていない。理系の方々からすると「簡単に博士とれるでしょ」というが、もはや博士を持っていても、「先がない」ことはよくわかる。

この創作童話は理系もひっくるめての話だが、これが文系だけにしぼれば、もっともっと自殺率・行方不明者率・無職率はあがるだろう。

今のポジションは本当に偶然の要素が高いのだと、身が引き締まる思いがする。
この童話の言い方はキツイけれど、博士だけがたくさん誕生する中で、その社会的な受け皿がないことがよくわかる。修士にまで裾野を広げれば、もっと問題は大きくなるだろう。