朋遠方より来たるあり

極度のストレスからか、体調を崩す。一日寝て過ごし、こんなんで企業で働けるのか、今更ながら不安になる。ともあれ、一仕事を終えることができたぶんだけあとは好きなだけ「倒れて寝続ける」ことができるので、ゆっくりとして過ごす。

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夕方になり、高校時代の友人が二人やってくる。高校1年の時同じクラスだった、という縁がきっかけだったのだが、どこがどういう繋がりになるかわからないものだ。たまたまだったのだが3人ともこうして関東に出てきたこともあり、再会できるわけで、まぁ縁とは不思議なものだ。

僕らは互いに、歳相応の体験を重ねていて、「共感できる部分」が新たに見つかったのもあるけれど、おそらく、「共感できない」という部分の線引きを僕らの中で持てるようになった。だれも誰かの苦しみを背負うことはできないし、彼・彼女の身になって理解する、ことなどできない。そういうことがわかっていくことが「大人になる」ということなのかもしれない。

もちろん、そういったメンバーで集まると、はじめこそ久しぶりの再会にうまく言葉がつながらない。しっくりと飲み、ゆっくりと言葉を交わす。一つ一つ紡ぎ出される言葉は少ないのだけれども、互いの経験が背後にあることがわかる。

時が熟す、ということはあるもので、こうして僕らが語り合うためには、それだけの年齢を重ねる必要があったのだと思う。

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僕はというと、久しぶりに料理の腕をふるう機会ができたので、それも大満足。昨晩から、大根と手羽先を炊いていたのと、ジャガイモのニョッキを作り(<これは最後のソースが失敗してしまい、ちょっととぼけた味になってしまった・・・反省)、お酒を用意する。

飲みはじめこそしんみりとやりとりしていたのだが、気がつくと浴びるほど飲んでいた。飲むたびに饒舌になる。そして、さらに気がつくと、カラオケではしゃいで「傷だらけのローラ」を歌っているという・・・。反省。

そしてそれから後は、皆で雑魚寝。カーテンのないこの部屋で、3人川の字になって寝る。人がいるというのは、それだけで本当にありがたい。<よかったらまた飲みましょう。