ギター弾き語り

BRJのスタッフのノイが明日バンコクに戻る。タイ研究者なら誰でも知っている「屋敷地共有集団」の末娘である彼女は、お兄さんの変わりに家を継がなくてはならなくなったために、バンコクに帰ることになった。各スタッフとそろって「一人一品」づつ、食事を作ってパーティー。僕は今回ちょっとだけさぼって、バーベキューとフランクフルトを焼く。涙混じりの彼女の挨拶のあとは、のめや歌えやの大騒ぎ。VCDで大音量のカラオケや、いつもの学習室はディスコに早変わり。あげくのはては、BRJのおっかさんがネグリジェで登場して踊りまくる。お、おかん・・・。といっても、飲み物は水で、食べ物はフルーツだったりするんで、健全ではあるんだけれども。

・・・しかし、まさかこの騒ぎが翌日の朝5時まで続くなどとは思いもしなかった。むろん、7歳から、15歳までの子供達の多くも起きて参加、タイの人々の底力を見る気がする。

僕はというと、ギターを手に誰にもわかってもらえない、爆風スランプの「耳たぶ」と、美空ひばりの「リンゴ追分」を唱う。「耳たぶ」はともかくリンゴ追分けを、ジャズだと子供達は思ったみたい。やはり美空ひばりは日本のブルースだ。<っていうか、こういう場で、この選曲はないだろう。というつっこみはアリだが。良し、次は「湯の街エレジー」だ、とか、ますますずれてどないすねん。