NGOのお手伝い

現在チェンマイのNGO「バーンサバーイ」に滞在している。ここは、北部タイを中心として、この地域から日本に出稼ぎに行ったまま、日本でAIDSなどの病気になって帰国できなくなった女性のケアをしている。今回はしばらくの間、このNGOでやはりコンピュータプログラミング。日本の支援者リストの作成と、お金の出し入れを管理するプログラムの作成。とにかく大変で、本来ならサーバが一台ほしいところ。

NGOでは、基本的に「ほそぼそ」とやっているところが多いので、「なんでLANなんか必要なんだ」と思う人も多いのだが、たとえば支持会員が100人いて、年に4回のニュースレターと、年に二回の会費を徴収し、そして、日々の細々としたお金の管理をする、ということを全てコンピュータでするのは、例えば中小企業でいえば、100件以上の顧客を管理する業務とまったく変わらない。おまけにファイルの容量などすぐに1メガバイト(フロッピー一枚の容量)を越えてしまうし、複数の人間が複数のコンピュータでデータをいじるとそれだけで整合性がとれなくなってしまう。NGOのコンピュータ環境は「導入」が今終わって、今後はネットワーク化の流れが必然となってくるだろう。