確定申告

結局、眠れずにそのまま朝まで起きっぱなし。お酒を飲むわけにもいかず、まんじりともせず朝を迎えてしまう。眠れないまま一日を過ごすだけの体力がこの半年ほどないため、事務的な作業をしてすごす。

とにかく家にいてもらちがあかないので、確定申告のために溝の口の川崎北税務署に向かう。勤労学生に障害者に治療費とありとあらゆる控除申請をしようと書類を集めたのだが、そもそも今年はほとんど収入がなく、納税自体が微々たる額だったことが判明。家庭教師の派遣会社に電話で問い合わせたところ、家庭教師の場合は納税しなくて良いのだという。

それでも、わずかな還付金の申請に税務署に向かう。納税金額は全額返ってくることになったものの、心中はかなり複雑。今年僕は自分一人が食うのも事欠くほどの収入しかなかったのだ。

泣いてもわめいてもしょうがないのだが、この収入ではもはや治療代と生活費を捻出することは無理なのだとわかる。俺はこんな形で研究の道を断念したくなかった。

悔しい。ただただ悔しい。

確定申告はこうして終わった。今日は何もかも失ったのだと再度確認するつらい一日だった。

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南房総産のポピーを一束買う。ほかに楽しみもないのがなんだが、花をみながらぽろろんとウクレレをつまびく。