桃缶

高校からの親友がやってくる。陣中見舞いと、病気の僕へのお見舞いをかねて桃缶をたくさん持ってきてくれる。そして、多くの言葉を残して去っていった。

昔からの知り合いというのは、落ち込んでいようがなんだろうが、僕をしかりとばしてくれるありがたい存在である。今日もたっぷりとお説教をいただいた。ありがたいことだ。そのあと久しぶりに武蔵小杉を歩いておにぎりとおみそしるの食事をとる。もどさずに胃に流し込み、ひさしぶりの夕食を終える。

帰宅後、彼に教えてもらった魚喃キリコという作家の作品を読む。『南瓜とマヨネーズ』という作品。とてもせつない話で、今の自分の状況とかぶるところも多々あって、何もせずにじっと座ったままで過ごす。