復活

『センシュー号』と知人の息子さんからは呼ばれている黄色のフィットが、やっと復活(T-T)。

この間代車の白色のフィットに乗っていたのだが、やはり黄色じゃなきゃ、この地域のからっとした空の色に合わないと思う。 目の覚めるような黄色はそれだけで気分を高めてくれて、運転しているだけで気分が楽になる。何はともあれよかった。

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関東に住んでいた頃は、車を使うことなどほぼなかったので、この季節になると寒がりの僕はコートの襟を立てて、 寒空の下を移動していたものだった。でもって、「ついつい」なじみのフライ屋や温かい友人の家に立ち寄るという日々を過ごしたものだった。

あたたかいものの美味しさや雰囲気に酔いしれることができる季節なのだが、車で移動するようになると「立ち寄る」 ということがないため(また立ち寄る場所もそうそうないため)ずっと一人で、部屋の中で暖房装置の前にじっと座り、 いそいそと簡単な食事をとることが多くなってきた。

お鍋の恋しい季節であり、人恋しい季節でもあり、文字が恋しい季節で、そういえば秋よりも読書量が増えている。

静かに自分と向かい合う時間も多くなり、毎日が静かに過ぎていくのもまた恵みなのだと思う。 布団の中でゆっくりと自分と向かい合う季節も研究の面から見ればそう悪くない。

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明日は学生達とやっている勉強会の3回目。授業以外のカウントされないコマなのだけれど、 「学びたい」という学生がいてそれを断る理由は何もなく、かつて僕自身が様々なゼミに顔を出させて頂いたように、 僕もまた学生に学ぶ場所を提供する。一つはシスアドで、もう一つは社会人も混じった自主勉強会。それもテキストが 『純粋理性批判』というのも本当にすごいと思う。

こういったものに興味を持つ学生がいて、そして必要とされて生きていることがとても嬉しかったり。

前述の知人の息子さんは、停車中の「センシュー号」を見るたびにキスする(正確には「なめる」だそうだ)らしい。黄色の 「センシュー号」も綺麗にしておかなきゃ。子どもがなめても害がないように、洗剤やワックスはなるべく使わないようにしなきゃ。

また明日から「センシュー号」でこの街を走り回ります。感謝。