アップし忘れたネタ その3 変わったみたいです

僕の研究室には学生が頻繁にやってくる。

学生がいわく
「インターネットができて、コーヒーが飲めてまるでネットカフェですね」
とのことで、学生には物理的にすごしやすい空間のようだ。

・・・こういう学生のコメントは、これだけであるならばとても傷つくのだが、どうも話を聞くとこれだけではなく、学校の他の機関が解決できない問題をもった学生が僕の研究室には来る。

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詳細はとてもここにかけないのだが、まぁ話を聞くと本当にひどい話題が多い。で、なぜか話を聞く中でついつい「じゃぁなんとかしちゃろ」と、動き回ることになり、自分で自分の仕事を増やしてしまうことになる。無論、予算もなければ利権なんかからまない若手教員なので、できることは限られているし、加えてけっこう持ち出しが多いのでなかなか小回りがきかない。

いわれて気づくのだが、他の先生方が学生を研究室にいれたがらないのは、少しでも学生の話を聞いてしまうと、僕でなくたってみんな学生のために一肌脱いでしまうからかもしれないとも思う。

そんなこんなで気がつくといくつかの勉強会といくつかの部活動の顧問と、何人かのやめていく学生のために走り回っている。

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昨日学生に言われた一言。
「先生がきたおかげでこの学校はだいぶ変わったんですよ」
と。

でも実は僕はもっともっとこの学校を変えていきたいと思う。「僕の望む方向」ではなくもっともっと変わることができると思う。僕は誰も救えないけれど、学生が何かをしたいときに力を貸すことができるような気がする。

それだけで十分幸せなのだと気づくきっかけとなった人はもういないけれど、代わりに学生に声を届けよう。