なぜ、都城で劇団どくんごを上演しようと思ったのか

なぜ、都城で劇団どくんごを上演しようと思ったのか、そのことについて書きます。

それは、「となりあった人々と共通した時間・共通した空間を作りたい」と思ったからです。

かつて都城で口蹄疫の問題があったとき、「なんとかせんといかん」という知事の号令の下、トップダウンの対応策がなされ、非常にもてはやされはしましたがそれは知事と各個人の関係を強めることには役に立ちましたが、隣にいる人々の結束をつとめるにはほど遠かったと思っています。

何よりも、その当時の都城には「隣同士で助け合う」前に、「隣にいる(おなじ市の中にいる)人がどういう人かわかっていない」ことがほとんどでしたから。

都城にはたくさんの演劇団体があります。たくさんの音楽サークル(合唱・吹奏楽)もあります。でも、それらの活動は、「関心のある」人しか来ません。

もちろん、都城には「おかげ祭り」のようなイベントがあり、または「神柱ピクニック」のような活動もあり、また「都城市民音楽祭」の様なイベントがあります。第3セクター「都城まちづくり株式会社」や友人の坂元君が運営する「m20」という映画配給会社もあります。

多様なイベントがあることは大事です。それらの活動を踏まえた上でもなお、

同じ空間を一体となって共有する

感覚の強さを一番感じ取れるイベントがこの「劇団どくんご」なのです。

紙面スペースは限られていますが、昨年度作ったビラを元にして、「どうして都城公演が必要なのか」語らせていただきました。

僕の友人関係で「行かないけれど買うよ」と言って下さる方もいらっしゃいます。
でも、とにかく来て欲しいんです。

来て、笑って、同じ空間を共有して、その上でこの町のことを考えるきっかけをつくりたいんです。

そして何よりも、(こんなこと言ったら怒られそうですが、まるで昔のドリフターズや、シャボン玉ホリデーのように)「誰もが見終わった後にニコニコなれる」楽しい演劇だからです。

会場でお待ちしています。

20130222_都城ビラ

20130222_都城ビラ2