冬の恵み

この数日、急に冷え込んできて右腕の神経がとても痛い。この季節はいつものことなのだが、僕の冬支度は、ジムでゆっくり体を動かして、右手を中心に血の巡りがよくなるように調整する。これを数日集中的におこなうと、だいぶ右手の痛みが安らぐ。

考えてみれば、このように障碍を持ってから10年の月日が過ぎた。この右手で冬をすごすのも10回目で、初年度の冬と異なり「それなり」にこなせるようになっている自分に気付く。そして、この腕の痛みは、忙しい日々の中で、忘れてしまった様々なことを思い出す、とても重要なきっかけとなっている。

こう思えるようになったことが10年の月日のもたらしてくれた恵みなのだろう。

特に良いことがあったわけでもないのだが、こういう痛みに感謝しなくては。

都城工業高等専門学校准教授(法学)

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