サプライズ披露宴

友人のサプライズで披露宴を開いていただきました。
昨日は夕方から設定されていた社会人講座「まなび長屋」に向けて、メインスタッフによるランチミーティングの予定でした。我々がタイに赴任する前に壮行会を開きたいというお申し出を頂き、吹奏楽部のイベントとかぶっていたことなどから遠慮していたところ、強くお誘いをうけ、どうしても断り切れず、学校のイベントを他の顧問の先生方にお願いして「ランチミーティング」に向かいました。

指定された場所はル・パリという都城の老舗フレンチで、友人のHさんがかつて招待してくれたところでした。普段のときはパーティーションで仕切られており、個別に食事をするスタイルのお店でした。友人とはいえ、この出費の多い時期に僕のために時間も費用も出して下さることにもうしわけなかったのですが、「ご馳走になることも大人のマナー」と言われて、妻と二人でこのありがたいお申し出を受けることにしました。

ラフな格好で到着したところ、メインスタッフの男性陣が「写真を撮りましょう」と。

実は私たち夫婦は、教会で結婚式(結婚の秘跡)をあげたものの、諸事情で披露宴は挙げないままでした。そのためウェディングドレス姿の妻の写真は存在せず、どこかのタイミングで、写真撮影をしようと思っていました。そんな相談を妻とはしており、メインスタッフのうち本職の写真家であるKさんに相談したこともあって、「ああ、これはサプライズなのだなぁ」と知りました。戸惑いながらも、そうやって我々夫婦をおどろかしてくれている友人達に感謝の気持ちでいっぱいで、すでにこの時点で泣いていました。もちろん、初めて着るウェディングドレスにはにかみ気味の妻を見るのははじめての経験で、それはそれは嬉しい瞬間でした。このメイクや撮影費用もけっしてバカにならない値段であろうに。ありがとう、という思いと同時に、申し訳なさが先にたってしまっていました。

衣装の着替えも終わり、その友人のカメラマンKさんが撮影してくれる、ということで別室に移動することになったのですが、なぜかトランペットの「六甲おろし」が。よくわからないまま、別室に通されると、なんと知人が32名集まっていらっしゃいました。お一人お一人、お名前をあげていきたいところなのですが、まなび長屋のみなさんのほかメセナ楽団のメンバーのみなさん、地域おこしで知り合った方々、そして卒業生まで。考えてみるとメイクルームの横の階段をがさがさと人が移動している音がしましたが(今考えると、みな無口なのもそれはそれでおかしかったのですが)、てっきり写真の道具(スクリーンなど)を運んでいるのだろうと思っていました。

唖然として、声も出せないでいるとどんどん進行。そう、これはサプライズの結婚披露宴なのだと知らされました。涙腺がゆるみっぱなしになりました。

途中にあったこと(メセナ楽団の皆様の演奏や、Yさんのイラスト、Hさん[夫]や体操のお兄さんことKさんからの熱いハグとか)書きたいことは山のようにあるのですが、とにかくそういう披露宴でした。

僕はといえば、このあと開かれる市民勉強会のことや、翌日のハーフマラソンのこと(<結局、天候のことと自分の体調のことを考えて棄権しました)をどうしようか、とか、驚きのゲスト連発とみなさんが涙している姿に相当混乱していました。人間は嬉しいことがたくさんあっても体力を相当につかうんだなぁ、と翌日となった今日わかりました。

我々夫婦のためにサプライズの演出をしてくださったみなさん、企画をたててくれたみなさん(企画立案のNさん、Yさん、カメラマンのKさん、不在だったK先生)、終わり間際に駆けつけてくれたSさんご家族もありがとうございました。

この土地に来る前、僕は絶望のふちにいました。この土地に住んでから5年間もやはり多くの失敗をして、暗い毎日でした。今も失敗続きの毎日で、この土地を出たいと思ったことも一度や二度じゃありません。でもこの土地でがんばってよかった、僕のつたない声や知識も生きる場所があってよかった、と思いました。支えてくれる仲間に出会えたことにも感謝です。

また帰ってきます。どうかみなさまお元気で!そしてありがとうございました。

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